皆様初めまして、企画部 竹下やすひろ です、お見知り置きを。
好評発売中のCOMBAT ARMORS MAX第二弾 ソルティック H8 ラウンドフェイサーの塗装仕上げしたものをメイキングと共に紹介するので、ダークさんと一緒にごろっとしてコーヒーでも飲みながら読んでくれると嬉しいです。
このキットはグリーン・アイボリー・渋めの赤・グレーの4色とキャノピーのクリアパーツで成形されてたり、第一弾ダグラムで予想以上に好評だった窓枠塗装済みのキャノピーも取り入れているので、そのまま組むだけでもアニメ劇中に近い完成品を楽しむことができます。
今回はそこから更に一歩踏み込んで質感を高める為に機体を塗装したり、汚しを入れて完成品をグレードアップしてみます。
![]() | スナップモデルの場合どうしてもダボにテンションがかかるので接着時や塗装時に溶剤がプラへ染み込み破損しがちです。 戦場ではその弱さが命取りになるとダークさんもおっしゃってるので、被害を軽減させる為にダボの内側を少しだけ残してカットし、溶剤が染み込みそうな所にかかるテンションが少なくなる様にしてから接着します。 |
膝パーツと太もものパーツは下写真の↑部分を削る事で後ハメ構成(塗装後に組み立てできる構成)に出来ます。
合わせ目消しや塗装仕上げをする方は試してみて下さい。当然強度は落ちますので後々しっかり接着しましょう。

一通り合わせ目消しやヒケの処理が終わったら、念のため中性洗剤や各社から出ている離型剤クリーナーで洗浄しました。
油分やホコリ、ヤスリくずが残っていると塗装のときに思わぬ事故があるので予防の為です。
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今回は基本塗装の後にウェザリング(汚し塗装)をする予定なので表面処理はそこそこに、ややヤスリ痕が残っていても気にせず進めました。
基本塗装はエアブラシで艶黒をまんべんなく吹いた上に各基本色を吹きました。深い凹部には基本色が届かずに黒が残り陰影もつきます。

そしてデカール、水転写式のシールを貼ります。子供の頃は上手く貼れずにイライラした記憶も蘇ります。
ここはやはり肩のシールドに付属のパーソナルマークを貼ってダークさんの機体にしてみました。
この部分にオリジナルのパーソナルマークを貼ってみたり、ナンバーを変えてみたりして自分の機体を作ることができるのもプラスチックモデルの醍醐味でもありますね。

それではデカールをしっかり乾燥させたら汚し塗装に入ります。

まず各面にややランダムに艶のクリアーを吹きました。その後タミヤ製スミ入れ用塗料のダークブラウンを大胆にエッジや凹部に置いていきます。
その後溶剤を含ませた筆でそのダークブラウンを拭き取りながら伸ばして汚れを入れていきます。
下の写真は左が拭き取り前、右が拭き取り後です。

クリアーの艶部分とダークブラウンの艶消し部分がランダムにムラを作りながら混じり合い、面に情報量が足され良い表情がつきました。
フィギュアも丁寧に塗り分けた後にブラウン系のエナメル塗料でスミ入れして立体感を出しました。

最後にスポンジヤスリで軽く重力方向にこすったり、艶消しクリアを部分的に筆で置いて面の密度を上げてたり、鉛筆をエッジにこすりつけて塗料のはがれを表現したりして完成です。

成形色仕上げでは出せない重厚感が出ました。


比べてみると質感が向上したのがわかりますね。

ダークさんは軍人なのでいついかなるときにでも命令は絶対らしいのですが、決まりが無いのがプラスチックモデルの楽しさです。
質感を盛り込んだり、オリジナルのカラーにしてみたり、思い切って形状も自分好みに変えてみたり。
プラスチックモデルの可能性を活かして楽しんでいただければ嬉しいです。
可能性のお手伝いとしてこのキットにはミサイルポッドがもう一つと左側用の基部が付属しているので、劇中には無いこんなお遊びもできます。

ぜひ皆さんも自分だけの楽しさを見つけ出して、自分だけのラウンドフェイサーを作ってみてください!

面白いアイデアで完成したら投稿したくなる楽しい企画も現在進行中です!
月刊モデルグラフィックス + マックスファクトリー 共同企画
【ラウンドフェイサーミーティング】

「COMBAT ARMORS MAX02 ソルティック H8 ラウンドフェイサー」を作ってみんなでモデルグラフィックスに投稿しましょう!
どこで使っている機体?どんなパイロットが乗っているの?色は?装備は?ラウンドフェイサーのバリエーションを自由に考えてキットを改造し写真を投稿してみましょう。コンテストではありません、あくまでも各々の作品を見せあいっこをする「ミーティング」です。どんな作品が集まるのか今から楽しみですね!
それではまたお会いしましょう!
企画部 竹下 がお届けしました。
©SUNRISE